HerokuにWebアプリをデプロイ
作成したWebアプリケーションをHerokuにデプロイ（サーバに送って、アプリを実行可能にする）し、ブラウザで確認するまでの方法を説明します。
環境
- macOS Mojave (ver.10.14.6)
前提条件
- homebrewを導入している
- Gitの操作方法がある程度わかる
- インターネット環境がある
Herokuとは
Heroku は、アプリケーションの開発から実行、運用までのすべてをクラウドで完結できる PaaS（サービスとしてのプラットフォーム）です。
作業手順
Herokuの準備
Herokuの登録
以下リンクより、氏名・メールアドレス・専攻言語を入力し登録。
Heroku | Sign up
登録したメールアドレスに本登録のメールが来る。メールのリンクに移動し、パスワードを入力すると本登録が完了する。
heroku toolbeltをインストール
herokuをCLI(ターミナル)で使えるように、heroku toolbeltをインストールする。
ターミナル上で、以下のコマンドを実行する。インストールするまで15分かかった（長すぎ?）。
$ brew tap heroku/brew && brew install heroku
アカウント認証
toolbeltがインストールできたら、ターミナルで「heroku login」コマンドを実行する。ブラウザを開くか聞かれるのでエンターを押すと、アカウント認証のサイトが自動で開き、認証することができる。
$ heroku login heroku: Press any key to open up the browser to login or q to exit: [Enter] Opening browser to https://cli-auth.heroku.com/auth/cli/browser/XXX Logging in... done Logged in as [Your Mail Address]
Herokuへのデプロイ
アプリの準備
まずは公開するアプリを用意する。今回はherokutestというディレクトリ内にindex.phpを用意する。(composer.jsonはPHPアプリを公開するのに必要らしい)
$ mkdir herokutest $ cd herokutest $ touch index.php $ touch composer.json
index.phpの内容
<?php echo "Hello, world!!"; ?>
Git操作
Herokuは、Gitを使用してリモートリポジトリにプッシュする作業でアプリが公開できる。
リポジトリを作成し、ファイルを追加、コミットする。
$ git init $ git add . $ git commit -m "add app"
Herokuにアプリをデプロイ
Herokuに新しいアプリケーションを作成する。ターミナル上で「heroku create」を実行する。
$ heroku create Creating app... done, ⬢ XXX https://XXX.herokuapp.com/ | https://git.heroku.com/XXX.git
先ほどのアプリをHerokuにプッシュし、アプリをデプロイする。
$ git push heroku master Enumerating objects: 5, done. Counting objects: 100% (5/5), done. ... (省略) ... remote: Verifying deploy... done. To https://git.heroku.com/XXX.git xxxx master -> master
問題なければ、ターミナル上で「heroku open」を実行すると、自動でブラウザが起動し、アプリが表示される。
$ heroku open
以上。
